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☆今月もTNR&里親募集です☆

連休中も、TNRに向け走り回っています!

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そして、写真の子たちは手術後、帰るところがありません。

ちょうど1歳になったばかりの兄弟(=^・^=)

緊急に里親さん募集となりました!

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1.Trap(トラップ)= 捕獲する

2.Neuter(ニューター)= 不妊手術

3.Return(リターン)= 猫を元の場所に戻す

 

このセットが『TNR』

 

これは、「一代で終わる命を地域で暖かく見守る」

ための第一歩であり、

不幸な猫を増やさないための、今のところでき得る唯一の方法と言われています。

『不幸な猫』とはなんでしょう?

「猫はもともと外で勝手に生きてる野生動物じゃないの?

 生きるも死ぬも自然で、人が手を出すのはおかしいでしょう?」

よく言われます。

 

これは、一部正解ですが、大幅に間違っています。

 

普通の猫はもともと、人間の周りで、ネズミ捕りをしたり、時に愛玩されたりしながら、共に生きてきた

「イエネコ」という種類です。

 

その生態は人との共存であり、人から離れた山の中や、無人のところで生きられないそうです。

つまり、野生動物ではなく、そういったところでは捕食対象ですらあります。

 

人が短期間で変えてしまった生活様式は、

共存の基本である、彼らの仕事も身を寄せる場所も奪い、

猫は邪魔者になってしまいました。

 

わたし達がTNRをお勧めすると、高い確率で、

 

「もう戻さないでくれ!」

と言われます。

 

「戻すなら、また捨ててくる!」

と脅されることさえあります。

捨てる場所

*人のいない山や河川敷ならいいだろう*

 =上記の理由で不可(濡れないように必ず建物も必要です)

 

*猫がたくさんいるところならいいだろう*

 =ほかの猫の縄張りには簡単に入れず、排除されて放浪するだけです

 

 

家族が争っていることも少なくありません。

捨てられたり居場所を追われた彼らが、どのように衰弱して死んでいくのかを想像できる人が心を痛め、食事もできないほど苦しんでいます。

その横で、彼らの営みを邪魔と感じる人が、近所迷惑、の名のもと声高に責める姿を頻繁に見ます。

 

想像力や感受性の強い人は、想像だけで本当に傷つきます!

PTSD(心的外傷後ストレス障害)の一つとも。

感じられないからと言って、否定してはいけない。

家族を傷つけてまで、その小さな短い命を排除しなければならないとは、何と悲しいことでしょう・・・

そしてTNRで戻ってきた猫は???

食事、トイレ、寝床を決め、管理します。

置きエサが腐敗したり、ほかの動物を集めたりしないように、

糞尿による苦情がでないように。

落ち着ける場所を用意して徘徊を防ぐのも大切です。

 

そして・・・

そのような環境が無い場合、寒さが厳しいこの地方では、

冬を越すことは大変難しい。

冬に体力を使い果たし、春先に亡くなる子も珍しくありません。

 

昨年、TNRを行った親子5匹

今は、子猫が1匹残るのみ・・・それが現実です。

 

外で暮らす猫たち、想像以上に儚い命++++++

たまに奇跡的に数年生きる子もいますが、ほとんどが1年以内に亡くなっています。

個体が弱い猫たちは繁殖力だけで種を保っている、だからこそ手術が有効、それがTNRの仕組みなのです。

『動物愛護法』

これは、動物と正しく接することで、人の心をも守るためのものだと考えています。

 

思いやり = 想像力 

 

を働かせて、暖かな地域、家庭ができますように(*^▽^*)

皆様のご理解とご協力をお願いします☆