犬猫に温かい社会=人が安心できる社会
<現状>
犬猫の年間殺処分数はここ数年減少し、平成30年現在、数年前の数十万頭から数万頭となってきました。
しかし、これは、保健所による殺処分が減ったにすぎず、これまで保健所に持ち込まれていたものが他に流れ闇に消えていると考えられています。
生産過程で、流通過程で、購入先で・・・。商品として扱われる彼らは、病や見栄えに加え、ちょっとした運でも、簡単に切り捨てられています。
幼くして流通し、社会性を育む間もなく買われていく感情のある命たち。
残念ながら日本では、彼らの尊厳を評価する仕組みも、社会の一員として育てるノウハウも、文化も他の先進国のそれと比較して格段に立ち遅れています。
また、古くから人のまわりで、納屋や穀物をネズミなどから守り共生してきた猫たちは、急激な生活様式の変化でその役割を絶たれ、存在意義のないものとされてしまいました。
ごく一部、家庭に迎えられる以外は居場所を追われ、生活様式の変化で、もはや住む場所も食べ物も得ることは容易ではありません。
生きるためにやむなく余り物に手を出せば、ゴミ場荒らしの犯人としてまたもや追われることとなります。
すべてが人間の快適を目指して作り替えられた社会で、何かが置き去りになっています。
そして、それを悲しむ人、懸命に生きる彼らを愛しむ人もまたたくさんいます。
そうした人が、心を痛めながら必死にかばうことで逆に孤立を深めるなど、悲しい地域分断も散見されるようになりました。
流通から外れた、地域から追われた、彼らの末路を想像するのはとても恐ろしいことです。
ただ、その想像はすべての人ができるわけではありません。
想像力=思いやり
これを持ち合わせている人のみが心を痛める・・・そんな人が孤立するような社会は、人にとっても大変悲しいと言えます。
「犬猫・動物に温かい社会は、人にとっても温かく安心な社会」
私たちは、そんな地域を願って、お手伝いをさせていただきます。
地域猫活動
「全ての猫を室内で、誰かが飼う」 それは不可能です!!
猫は本来、外にいても皆から「役に立つ隣人」としてその存在価値を認められていました。
でも、その仕事=ネズミとりがなくなった今、彼らがいること自体が、
悪いこと=不要の生き物のように言われています。
その彼らをかわいがり、エサをやる人を、「問題の根源」とする傾向も…。
もふっこひだでは、「人と猫が心地良く共存できる社会」を目指し、活動しています。
保護活動&里親募集
・家庭の事情で飼えなくなった
・捨て猫を見つけた
どうしても行き場がなくなってしまった犬猫の里親さん探しのお手伝いをします。
1)まずは、知り合いなど飼える人を探して下さい。
(当会では、多数の預かりがいる為、チャンスが減ります。当事者が探した方が早い傾向があります)
2)ネットや、譲渡会での里親募集ご協力。
3)どうしてもの場合は、保護にあたってのご説明・同意の上ご相談させていただきます。
迷子探しのお手伝い
犬は移動が速く、猫は比較的動きませんが隠れています!
迅速に動くことが何より大切です!
1)保健所・警察署に届け出をする。
2)チラシ作成・近所に声掛けをする。
もふっこひだでも、SNSを通して迷子の犬猫や飼い主探しのお手伝いをしています。
訪問ペットシッター
「訪問ペットシッター」とは、留守中のお宅や、急病等で在宅しながらもペットのお世話が困難な方へ、ご自宅へ訪問し、ペットのお世話を代行するものです。
*一人で悩んでいる飼い主さん。そして、助けを求めることもできずにいる犬や猫たち。
*「放っておかない」「保健所へやらない」「できる人ができる助けを」
そんな思いで用意した、家庭訪問型ペットのお世話代行サービスです(有料)
また、当会オリジナルのサービスとして、飼育相談・しつけ相談やお世話中の健康観察も行います。
お気軽にお声掛けください☆