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★ずっと待ってます・・・★

春、新年度、
人の生活が変わり、動きやすくなる時期。
 
立て続けに、入る情報があります。
 
「猫が置き去りにされている」
 
引っ越し・施設入所・・・
様々な事情で、家を離れる動きがある時期。
 
高齢者が亡くなって、飼っていた猫が放置されたり、別の場所へ遺棄されたり。
施設入所のためどうしても連れていけなくなったり。
 
連れていけなかった飼い主は、どんな気持ちで家を離れていくのでしょう?
もしかしたら、あたらしい生活の中で、ずっと置いてきた猫たちのことを思い、苦しい胸の内を抱えたまま残り少ない日々を過ごしてはいないでしょうか?
 
よりどころを失った猫たちはどうなるのでしょう?
生きるには食べなければなりません。
今までエサで暮らしてきた彼らにできることは、ごみあさり・・・
これが、嫌われる元となり、排除されたり、遠くへ連れていかれたりしています。
 
彼らにとってある日突然起きる、出来事。
そのあとには壮絶な日々が待っています。
 
***動物の遺棄、虐待は犯罪です***
 
それには、食べられなくして衰弱させることも含まれています。
ただ、猫の場合、主の定まらないものにえさを与えない、というのは「衰弱させる」とはみなされません。
つまり、放置されたら、だれも、かばってはくれない存在になりうるのです。
だからと言って、「捕まえて捨ててくる」は犯罪とみなされます。
 
この違いわかりますか?
 
実に、何とでも解釈のできる、言い逃れのできる規定に思えます。
 
その中で、毎日のように、こうした案件が飛び込んできています。
 
写真の子は、無人となった家に独りぼっちで取り残されてしまっていました。
それでも家を離れず、近づいていくと、ご飯をくれないかと、寄ってきます。
 
家にいたたくさんの仲間の行方は分かりません。
 
雪が舞う極度に冷たい今日も、今この時も、
この子は待っているはずです。
 
 
この子を暖かい部屋に迎えたい!!
でも、私たちのところには、この直前に、遺棄から逃れた9匹がいっぺんに入ってきています。
限界はとっくに超え、現在その避妊手術に走り回割っている最中。
少なくとも、生まれた地域で安心して暮らせる・・・
生き物全てにとって当然のことではないのかな?
 
 
 
シェルターが欲しい!!
人の都合で犠牲になっている、しかも、近隣では忌み嫌われているこの子たちをなんとか迎えたい。
 
歯噛みをしながらおいて帰るしかないふがいなさに、震える思いです。
 
私たちメンバーは、個人の家で分散して保護した猫たちを預かっています。
それは、家庭生活に慣れ、受け入れ絵もらいやすくなるメリットが大きいのですが、それだけでは、こうした子に対応できません。
 
殺処分をなくする方向にしても、受け入れ先がなければ、
遺棄される子が増えるだけ。
 
これを、個人が請け負うのはあまりにも高い高いハードルが・・・
 
考えなきゃ、動かなきゃ・・・
 
 
明日には、譲渡会!!!
まずは、一匹でも多く幸せな家族に託せることを願っています。
そうしたら、新たな一匹を迎えられる・・・
まずは、明日!