▶犬猫に温かい社会=人が安心できる社会


<現状>

犬猫の年間殺処分数はここ数年減少し、平成30年現在、数年前の数十万頭から数万頭となってきました。

しかし、これは、保健所による殺処分が減ったにすぎず、これまで保健所に持ち込まれていたものが他に流れ闇に消えていると考えられています。

生産過程で、流通過程で、購入先で・・・。商品として扱われる彼らは、病や見栄えに加え、ちょっとした運でも、簡単に切り捨てられています。

幼くして流通し、社会性を育む間もなく買われていく感情のある命たち。

 残念ながら日本では、彼らの尊厳を評価する仕組みも、社会の一員として育てるノウハウも、文化も他の先進国のそれと比較して格段に立ち遅れています。

 

また、古くから人のまわりで、納屋や穀物をネズミなどから守り共生してきた猫たちは、急激な生活様式の変化でその役割を絶たれ、存在意義のないものとされてしまいました。

ごく一部、家庭に迎えられる以外は居場所を追われ、生活様式の変化で、もはや住む場所も食べ物も得ることは容易ではありません。

生きるためにやむなく余り物に手を出せば、ゴミ場荒らしの犯人としてまたもや追われることとなります。

 

すべてが人間の快適を目指して作り替えられた社会で、何かが置き去りになっています。

そして、それを悲しむ人、懸命に生きる彼らを愛しむ人もまたたくさんいます。

そうした人が、心を痛めながら必死にかばうことで逆に孤立を深めるなど、悲しい地域分断も散見されるようになりました。

 

流通から外れた、地域から追われた、彼らの末路を想像するのはとても恐ろしいことです。

ただ、その想像はすべての人ができるわけではありません。

想像力=思いやり

これを持ち合わせている人のみが心を痛める・・・そんな人が孤立するような社会は、人にとっても大変悲しいと言えます。

 

「犬猫・動物に温かい社会は、人にとっても温かく安心な社会」

 

私たちは、そんな地域を願って、お手伝いをさせていただきます。


▶地域猫活動

外に暮らす猫たち。

寒さに凍え、お腹を空かせた彼らにご飯をあげたい!

これは自然な感情です。

ただ、それだけではどんどん増えてしまいますね。

妊娠期間が約2カ月と短く、生存率も低い猫は年間、2~3回出産することで数を維持しています。

その為、環境が整えばたった1年でその数は軽く数倍に!

「今ある命は最大限大切にしながら、不幸な命を増やさない」

産まれたら生きなければなりません。その替わり、賄いきれない不幸な命を増やさないことが現代社会で彼らといい関係を続けられる方法なのです。

その為の、「不妊手術」

  *メスは増やさないためだけでなく、身体を酷使する出産から解放されることで、

   母猫自体の負担を抑えることができます。

  *オスもマーキングや、ケンカ、徘徊が抑えられ穏やかになります。

  不妊手術を行った猫は、行動範囲も狭まり、のんびりと過ごすことが可能になるのです。

 

<地域猫とは?>

暮らしている地域で認知され、管理されている猫

1)不妊手術を行う

2)食事の世話をする(虫や腐敗のものにならないように、適切に管理)

3)トイレを設置(排泄場所を設けることでトラブル防止)

4)安心して休める場所を提供(入り込みなどを防ぐ)

 

<実施方法>

1)地域での話し合い(継続的支援・実施方法)

          ・・・町内会や地域&保健所&もふっこひだ

2)餌付け・・・・・・・・・・・地域担当者

3)捕獲(病院予約の上で)・・・地域&もふっこひだ

4)手術の実施・・・・・・・・・病院

5)手術後回復管理・・・・・・・地域又はもふっこ

6)継続飼育管理・・・・・・・・地域

 

大切なのは、「排除のため」ではなく「より良い共生のため」

どういった支援ができるのかを話し合い、実行することです。

もふっこひだでは、ご説明や捕獲支援などを行っています。


▶保護活動&里親募集

・家庭の事情で飼えなくなった

・捨て猫を見つけた

どうしても行き場がなくなってしまった犬猫の里親さん探しのお手伝いをします。

 

1)まずは、知り合いなど飼える人を探して下さい

  (当会では、多数の預かりがいる為、チャンスが減ります。当事者が探した方が早い傾向があります)

2)ネットや、譲渡会での里親募集ご協力。

3)どうしても、自宅に置いておけない場合は、保護にあたってのご説明・同意の上ご相談させていただきます。

 


▶迷子探しのお手伝い

犬は移動が速く、猫は比較的動きませんが隠れています!

迅速に動くことが何より大切!

詳しくは ↓ から


▶動物の問題は人の問題

動物の問題が起きたとき、その根本は人の生活の不具合であることがほとんどです。

家庭、個人、地域、それぞれが安定して協力し合っているときは、自分たちで解決の方法が見つかります。

それができない状況を作り出している人が変わらなければ、動物の問題は解決できません。

「どこに相談したらいいかわからなかった」

これが問題を大きくしています!

 

犬や猫を丸投げしても、人の問題が解決しなければ心が救われることはありません。

 

「どこにも聞けない」理由 ⇒ 家庭、地域の人間関係や、生活状況を言いにくい

 

一人で解決することはとても困難です。一緒に考えてみましょう!

 

ご相談は、お問い合わせよりご連絡ください。