白い ちょっと大きめ中型犬
推定10歳(登録を確認したところ14歳でした)
改名:ランボ
今日やってきたばかりなので、これから検診など受ける予定です。
なぜ?
彼は、とある田舎で暮らしていました。
家から離れた小屋、誰も声もかけないところにポツンと一人ぼっちで。
もちろん散歩もしたことがなく、うずたかく積もった糞尿を自らかき分けて居場所を作っていました。
小屋はあっても雨がしのげるようなものではなく、天気が悪ければずぶ濡れ。
冬は氷の中。
そして、たまにつなぎ変えられる・・・
それは、野生のサル除けのため。
つないである彼は、サルに襲われても太刀打ちできません。
大けがをおっても治療してもらえることはありませんでした。
首をつらんばかりに巻き付いて、身動きできなくなってる姿を見かねたAさんが救助したのをきっかけに、その後もお散歩に連れて行ってくれるように!!
でも、それ以上生活が変わることはありません。
それなのに、とにかく優しい子。
気分次第でころころ変わる、不安定なしつけを受けている子は、性格が荒くなります。
それは、命令がわからず混乱した挙句、強制されることが怖くなり身を守るために攻撃に転じるから。
でも、彼はそんなかかわりさえ持ってもらったことがない・・・
人恋しくてずっと人の影を追い続けているだけなんです。
不幸中の幸いといえばそうなんでしょう。
ただ、残された彼のわずかな時、しかも体力が落ちていく今、救わなければ間に合わなくなってしまう!
Aさんが関わり始めたころ、きちんとした食事をもらっていない彼は、激やせ。
つなぎっぱなしの生活は筋力も奪っていました。
毎日、お散歩と食事をあげに通ううち、飼い主さんから、
「持ってってくれ」
と言われてしまった。
悲しくて悔しくて、何より残酷な運命をどうすることもできず、ご相談が来ました。
本来、お引き取りの際には、飼い主さんの責任についてきちんとお話をさせていただきます。
でも、どんなに頑張っても
「犬だから」
「犬はそういうものだから」
という、前近代的な感覚から抜けきれない・・・
これは、緊急保護しかない!!
と受け入れることにしました。
やってきた子は、とにかく人が大好き。
でも犬や猫には異常に興奮します。
サル除けのせいかもしれませんが。
大切な鼻の先が欠損しています。
糞尿の山を毎日掘り返して居場所を作っているうちに、化膿してしまったのか、サルと戦った痕なのかわかりません。
でも!!
今日からは幸せになります(^_-)-☆
やってきてさっそくご近所さんにおやつをもらい、
「可愛い💛」
と言ってもらいました☆
今までの10年分をきっと取り返します!!!
ちょっとしたきっかけですが、
「他人のものだから口出ししない」
という風潮を超えて、手を差し伸べてくれたAさんが、
彼の幸せを切り開いてくれたんです!(^^)!
犬猫は飼い主を選べない。
それならば、倫理や法律が守らなければならないでしょう。
でも、それらは動物に対してあまりにも無関心。
少しづつ変わっていますが、まだまだ浸透せず、意識のギャップも、勘違いもなかなか整えることができずにいます。
意識と知識の底上げ、とにかく急がなきゃなりません!
今までよく生きててくれました!
遅い遅い幸せですが、これからは安心して暮らしていけますね☆☆☆
穏やかな余生を一緒に過ごしていただけるご家族
お待ちしています(^^♪
お問い合わせは
https://www.mofuhida.com/toiawase/
からお願いいたします☆