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*§*知らない! で済まない!*§*

拡散希望です!

 

「あの子が亡くなりました」夕方のご連絡。

“あの子”

とは、トラバサミ(ワナ)にかかって両手足を切断した猫のことです。

 

4年前の4月5日、踏むとガチャンと足を挟む仕組みのワナにかかり、大けがをした猫の保護依頼が入りました。

ここには書けないほど無残な状況。

 

彼女は足の切断手術や様々な治療を受け、3か月の入院。

7月に発見者さんのおうちの子になりました。

 

その後も、血栓などができ、2度の手術。

人の残酷な仕打ちを、ほかの人が償う・・・

ねじれた社会を、この子は生きてきました。

今日の最期、飼い主さんの精一杯が伝わるご連絡でした。

 

 

狩猟期間になり、ホームセンターにはおびただしいワナ類が並んでいます。

特に今年は多い!

 

≪矛盾した制度≫

ワナはとりわけ卑怯な道具です。

その使用はやむを得ない場合に限り許可制、むやみに苦痛を与えないことが求められています。

 

<捕獲器>

エサにより誘導、入り口が閉まるもの。

・販売→規制なし

・使用は虐待などにならないよう、特に愛護動物である猫などは、避妊手術や保護のためケガをしない恐怖を与えないなどの配慮の元、正しく使用。殺傷、遺棄した場合は、罪に問われる。

 

<トラバサミ、くくりワナ>

・販売→規制なし

・原則使用禁止! 目的別許可制(講習を受け、動物が傷つかないよう処置をしたうえでのみ使用)

 

≪問 題≫____________________________

「許可なくしては使用禁止なのに、だれでも手軽に買える!!」

 

使用禁止や、正しい使い方講習を受け許可されなければならないことを

“知らずに” 使う事件が多発しているんです!! 

まるで犯罪に誘導するかのよう。

 

担当の県環境課では、

「ホームページに書いてあるので周知はできている」

という回答です。

 

これらのワナを使って保護した動物を、「駆除」の名のもと、虐殺する案件が多発しています。そこに、地域猫などが混じっていることも💦

これは、動物愛護法にも触れる犯罪です!!!

その実行者が近隣であり、「駆除してやった」と意気揚々と話していたりする・・・

人間関係が絡み訴えられない・・・

聞いた人は、その光景を思うだけで夜も寝られない、嫌悪感で押しつぶされそうになってしまいます。

ましてそれが近隣なのですから。

 

ホームセンターに山と積まれたこれらのワナ。

【法律の但し書きも、許可が必要なことへの注意喚起もなく】まるで殺虫剤の手軽さで置いてある光景を見て、恐怖にかられたというご相談。

 

時は「令和」です。

動物愛護は基本的な感覚であり、前近代的なやり方には嫌悪感を持つ方が多い!

昔のまま、当たり前のように殺傷を自慢している傍らで、傷つき悩んでいる・・・

 

***法治国家日本??***

「法」は周知してこそ意義があるのでは?

どんなに適正な法律があろうが、改正されようが、知らなければ抑止力にならない!!

知らしめるのも行政の仕事では?

ホームページで完結する啓発ならば、全家庭にネット配信システムが必要ですね💻

 

 

+++ 私たちが捕獲器を使用するのは、保護と手術のためのみです +++

怖がらせない、傷つけない!

を基本として、仕掛けっぱなしや放置を厳禁、細心の注意を払っています。

使用される場合は、ぜひ、やり方をお尋ねくださいね!!

 

++++_____________***____________

 

〈〈〈皆さんにお願いです!! 〉〉〉

ワナの使用は、法に触れる可能性のある行為です。

捕獲器は慎重に正しく、トラバサミなどは原則禁止であることをどうぞ多くの方に知ってほしいんです。

 

そして、いかなる場合でも動物の虐待は犯罪であること

たとえ、駆除が許されていても、苦しませないように最大限の配慮が必要であること

これは、法以前に人間として当たり前のこと

逮捕はされなくても、必ず人の信用を失います!!

 

繰り返しますが、

令和の現代に、野蛮な行為は受け入れられません。

肝に銘じていきたいものです。