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水頭症の子猫 秋ちゃん

9月27日 下呂市の山奥

ダムのほとりで保護された子猫 秋ちゃん。

 

がりがりに痩せた体に不釣り合いな大きな頭。

手足のコントロールが効かずコロンとひっくり返ってしまう・・・

脳に水がたまる”水頭症”でした。

 

これは、非常に血縁が濃い閉鎖空間での近親交配による奇形。

何らかの外傷によるもの。

 

原因のどちらにも、そして、人里をうんと離れた寒いダム湖に捨てていく行為からしても、まともな家で育っていない。

そこには、まだ避妊手術が終わっていない父母猫がいるはずです。

 

最初はミルク粥がやっとだったけれど、徐々にご飯が食べられるようになって、おいしそうに食べてました。

優しい先輩に囲まれて、不自由ながら子猫らしい無邪気さも見せてくれました。

 

でも、9月30日金曜日の夜急変。

ほとんど動けなくなってしまいました。

飢餓状態の体にごはんや水分が入り、脳圧が変わったのかもしれません。

 

遠のく意識の中、なでるとゴロゴロとのどを鳴らし、呼びかけるとしっぽの先で一生懸命返事をしてくれました。

かわいくてかわいくて仕方のなかった娘に抱かれて、徐々に眠るように意識がなくなっていくようでした。

夜中は、仕事をしている私の傍らに・・・

 

時々なでながら声をかけると、かすかにゴロゴロ・・・

 

そうして明け方、旅立ってしまいました。

皆様の応援をいただいたのに残念です。

 

生まれて立った2~3か月。

水頭症は頭痛がひどいといいます。

時々立ち止まって頭を下げ、じっと耐えていたのでしょうか。

ハンディに加えて人間の憎むべき仕打ち。

 

保護してくださったからこそ、最期はおなか一杯になることはできました。

お別れには理由があって悲しくても納得するようにしています。

 

でも、秋ちゃん・・・

なんだか悔しくて悲しくてそして健気で・・・

泣けて泣けて仕方ありません。

すぐに記事にすることもできませんでした。

 

次に生まれるときには、絶対に幸せな世界でありますように!!

近親交配、恐ろしいんです。

 

とにかく避妊手術を!!!!

 

こんな悲しいことはもう御免です!!

周りに声掛け拡散、どうぞお手伝つだいください<m(__)m>