この度、TNRのための捕獲器を購入しました。
これは地域猫の保護救済目的でのみ使うことができる、キャッツ・プロテクションケージというものです。
猫を安全に捕獲するために設計されており、「地域ねこ計画」や「TNRプログラム」の保護救済目的以外には使用できません。
もふっこひだではこれらの捕獲器を使用して、TNRに取り組んでいきます。
いくら安全に配慮して設計されているとはいえ、捕獲器を仕掛けたまま放置するのは厳禁。
猫がすき間に首を挟まれてしまったりすることもあるため、捕獲器が見える場所で人が待機し、捕まったらすぐに安全な場所へ移すこと。
また、捕獲したあと捕獲器に猫を入れたまま放置しないこと。
猫たちはわけもわからず捕まり、立って歩けないような狭いケージの中で恐怖の中放置される。
もし捕まったのが自分だったらと考えるとそんなことはできませんよね。
猫はずっとトイレを我慢して腎臓を悪くしてしまいます。
もしトイレできたとしても垂れ流し。きれい好きな猫にとっては耐え難いことです。
猫のTNRは人間が勝手にやっていること。
猫にとっては大迷惑でしかありません。
それでも、人間社会と共生するために編み出した苦肉の策なのです。
捕獲した猫には最低限、美味しいご飯と清潔なトイレ、きちんと温度管理された部屋などを用意します。
手術までにできる限り体調を整え、手術後も具合が悪くなってしまう子がいないか経過観察。
もう大丈夫、となってやっと地域に帰すことができます。
地域で見守ってくださる方がいることも必須です。
悲しいことですが、猫を駆除、殺傷、虐待、遺棄などの傷つける目的で捕獲器を使用する人がいます。
これらは懲役刑と罰金刑のある大きな犯罪です。
こういうことが行われないように、地域の人同士での情報共有、困っていないか声をかける、気軽に相談できる場所があることが大切です。